コハルのこと

2024/06/27 Blog ブログ

1ヶ月前6/1に亡くなった看板犬コハルのことを書かせてください。

ロングコートチワワのコハルは私が店を始める前に働いていたペットショップにいた子で、売れそうになったところを無理矢理連れて帰った子です。ドッグカフェをやりたいと物件を探していた時期で、一日移動ドッグカフェをいろんな場所を借りてやっていました。

コハルは小さい時から物怖じせず、人も他の犬ともフレンドリーでした。チョウダイのポーズも教えたわけではなく何かしてほしいときは自然にやっていました。

コハルが1歳になってすぐ2011年ワイズドッグカフェはオープンしました。

主人と私とコハルの3人で始めたドッグカフェ、13年ともに歩んできました。チョウダイのかわいいポーズでお客様におやつをおねだりして人気ものでした。

2014年に一人で看板犬はかわいそうかなと思い、同じお里から従姉妹にあたるひよりをお迎えしました。

コハルは本当のお母さんのようにひよりに接してくれました。ひよりはコハルが大好きでいつもくっついていました。

コハルはマイペースで、抱っこをせがむことはあまりなく、かまってほしい時だけやってくる猫みたいな性格でした。おでかけは大好きで知らないところでもずんずん歩いていき、くるくる回って喜んでいました。

2021年にゴールデンのつむぎが来てからは番犬はつむぎにまかせて奥にいることが多くなりましたが、つむぎの指導はもちろんみんなを牛耳っていたのはコハルでした。

食欲旺盛でなんでもよく食べて困ったことは特にありませんでした。

12歳になって心雑音があるとは言われたのですが、加齢によるものだろうというくらいでした。13歳になってからは時々咳がでることがありましたが特にひどくはありませんでした。

それがあの日、朝ごはんをいつもはくるくる回って喜んで食べるのにめずらしく仕方ないなという感じでなんとか食べました。

店までの道のりもちょっと歩いては止まり、ちょっと歩いては止まりでしんどそうでした。店でも元気がなく、じっとしていて息がいつもより荒く、気になったので夕方病院に連れて行くことにしました。土曜日だったので明日はお休みなので念のため診てもらおうという気持ちでした。

レントゲン、血液検査をしてもらって心臓が肥大してるので注射とお薬で様子を見ましょうと言われ、さあ帰ろうとしてたら、急にひきつけ、ぐったりしてしまって先生があわてて心臓マッサージをしてくれましたが、戻らずそのまま逝ってしまいました。あまりにも突然のことでなかなか信じられませんでした。

13歳と7ヶ月、生涯現役看板犬でした。

まだまだがんばれると思ってました。

どんなに年とってもお世話したかった。

さみしくて悲しくてまだ心の整理がつきませんが、

たくさんの方からあたたかいメッセージ、きれいなお花などをいただき、とても心が癒やされました。ありがとうございました。

長い間コハルをかわいがっていただきまして本当にありがとうございました。どうかコハルのことを忘れないでいてやってください。

2010.10.18〜2024.06.01